「踊れると活気が戻ってくる」夏の風物詩 “港かっぽれ”4年ぶりに通常開催 清水みなと祭り開幕

清水の港町を盛り上げる「清水みなと祭り」が8月4日、静岡市清水区で開幕しました。新型コロナの影響で中止や規模の縮小となっていましたが、2023年は、通常通りの祭りが復活しました。

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<山崎加奈アナウンサー>
清水みなと祭りの会場では、4日夕方からゆかた踊りが始まっていています。みなさん涼しげで、色鮮やかな浴衣を着て、しっとりと踊っています。

清水みなと祭りは、終戦直後に市民の心に明るさを取り戻そうと始まったもので、市民が参加する総おどりや海上花火大会で盛り上がり、清水の夏の風物詩として根づいています。

この清水みなと祭り2023年で74回目を迎えます。新型コロナの影響で2020年、2021年は中止。2022年は踊りの参加人数を制限、踊りの時間を短縮したほか、来場者にマスクの着用を求めるなど、感染症対策を講じての開催となりました。

2023年は、4年ぶりに通常開催となったみなと祭りですが、新型コロナの5類移行を受けてマスクの着用は踊りの参加者、来場者ともに「任意」としていますが、この暑さでマスクをしている方は見られません。

踊りに参加する市民に話を聞いたところ、「やっと踊れると活気が戻ってくる」とワクワクしている声だったり、一部の地区では若い人も参加しているそうで、もっともっと若い人に根付いてほしいと期待を寄せる声もありました。

7時からは祭りのメインイベントでもある「港かっぽれ総おどり」がさつき通りで始まります。「港かっぽれ総おどり」は例年1万人以上が参加すると言われていますが、去年はコロナの影響で人数が半分になったそうです。

実行委員会も熱中症対策とともに新型コロナがまた増えているので、しっかり自己管理をお願いしたいと呼び掛けています。

祭りの最終日となる6日午後7時半からは、祭りのフィナーレでもある海上花火大会も予定されています。1万発以上の花火があがるということで、清水の熱い夏が戻ってきます。

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