イタリア復帰か? インテルが冨安の獲得に関心

写真:冨安はイタリアに戻ることになるのだろうか©Getty Images

アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋に対し、インテルが興味を示しているという。イタリアのウェブメディア『カルチョメルカートドットコム』が報じている。

冨安は2019年から2021年までボローニャに在籍し、3シーズンで公式戦通算64試合3ゴールの成績を残した。そして2021年夏には移籍金2000万ユーロ(約31億2450万円)プラス出来高ボーナス300万ユーロ(約4億6870万円)でアーセナルに移籍した。

しかし、昨シーズンはヒザのケガの影響もあって公式戦通算31試合、先発はわずか13試合の出場にとどまり、チーム内での序列が低下。クラブが今年1月にスペツィアからポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルを、今夏にはアヤックスからオランダ代表DFユリエン・ティンバーを獲得したことで、その立場がさらに厳しくなっているという。そして、そんな冨安に対してインテルが関心を示しているようだ。

インテルは現在、バイエルンのスイス代表GKヤン・ゾマーやウディネーゼのセルビア代表MFラザール・サマルジッチの獲得を目指していると噂されているが、彼らの獲得に向けた交渉を進めるかどうか判断すべき時に来ているようで、冨安の獲得に向けた交渉に切り替える可能性があるという。

冨安の移籍金はそれほど高額ではなく、ボローニャで3シーズンを過ごしたことでセリエAの環境も熟知している。また、インテルには現時点でEU圏外枠に2つの余裕があるため、登録についても問題はない。

唯一の障壁になりそうなのは年俸の面で、冨安はアーセナルで350万ユーロ(約5億4680万円)を受け取っており、これに近い金額を用意しなければならない。

インテルには過去に元日本代表DF長友佑都が在籍していたことがあり、冨安の移籍が実現すればクラブ2人目の日本人プレーヤー誕生となる。

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