「地球上で最も高額な10代サッカー選手」ベストイレブン

現代サッカーでは選手の年齢が幅広くなっており、10代でもトップレベルで活躍する者が頻繁に生まれている。

今回は『FourFourTwo』から「世界で最も価値がある10代選手のベストイレブン」をご紹介する。

GK:ガブリエル・スロニナ

クラブ:チェルシー

年齢:19歳

国籍:アメリカ

市場価値:900万ユーロ(およそ14.1億円)

チェルシーは昨年夏にMLSのシカゴ・ファイアーからアメリカ代表のガブリエル・スロニナを獲得した。そしてそのままローンでアメリカに貸し出している。わずか19歳でありながらも非常に堂々とした選手であり、U-20ワールドカップでも4回のクリーンシートを達成した。

1月にはアメリカのA代表で初キャップを獲得しており、同国最年少のゴールキーパーになった。今季はエドゥアール・メンディの退団によりチェルシーのセカンドチョイスとしてケパのライバルになるだろう。

右SB:リコ・ルイス

クラブ:マンチェスター・シティ

年齢:19歳

国籍:イングランド

市場価値:2000万ユーロ(およそ31.34億円)

マンチェスター・シティでこの1年かなりの急上昇を見せてきたリコ・ルイス。昨季のイングランド・プレミアリーグでシニアデビューを果たし、それから全公式戦25試合に出場してきた。

チャンピオンズリーグでもセビージャ戦でゴールを決めた。カイル・ウォーカーとは全く違う性格を持っている選手であり、攻撃的なプレーでグアルディオラ監督の信頼を受けている。

CB:アントニオ・シウヴァ

クラブ:ベンフィカ

年齢:19歳

国籍:ポルトガル

市場価値:4500万ユーロ(およそ70.51億円)

アントニオ・シウヴァも昨季のポルトガルリーグで急速な成長を遂げた選手だ。しかも昨年末に行われたワールドカップ2022でもポルトガル代表に選出されており、10代で大きな経験を積んだ。

UEFAユースリーグでベンフィカを優勝に導き、その後すぐにトップチームに昇格。優れたパフォーマンスとタフなタックル、そして両足を使えるボール扱いの技術と隙のない選手だ。

CB:ジョルジョ・スカルヴィーニ

クラブ:アタランタ

年齢:19歳

国籍:イタリア

市場価値:4000万ユーロ(およそ62.68億円)

昨季のイタリア・セリエAで非常に印象的なプレーをしたアタランタのスカルヴィーニ。文字通りイタリアの次世代を担う主役となることを期待されている。大柄な体格を持っており、すでにフィジカルは完成されている。

10代ですでにセリエAで50試合に出場しており、イタリア代表にもすでにメンバー入り。ワールドカップにはチーム自体が出場していなかったために大舞台は経験できなかったが、すでにそれを必要としないほどの存在になっている。

左SB:アレハンドロ・バルデ

クラブ:バルセロナ

年齢:19歳

国籍:スペイン

市場価値:5000万ユーロ(およそ78.35億円)

スピード豊かなサイドバックであるアレハンドロ・バルデ。バルセロナの下部組織で育った左サイドバックは、ついにあのジョルディ・アルバのポジションを奪い取ることに成功し、昨季33試合に出場した。

またホセ・ガジャが怪我したことによってワールドカップにも出場し、スペイン代表でもデビュー。その評価を急速に高めている。

MF:ロメオ・ラヴィア

クラブ:サウサンプトン

年齢:19歳

国籍:ベルギー

市場価値:3200万ユーロ(およそ50.14億円)

昨季プレミアリーグから2部に降格してしまったサウサンプトンのなかで最も注目された若手選手。マンチェスター・シティの下部組織で育った彼は昨季プレミアリーグでのプレーチャンスを与えられ、個人的には素晴らしいパフォーマンスを見せた。

今年始めにベルギー代表でもデビューを果たしており、現在はファビーニョやヘンダーソンを失ったリヴァプールが獲得に動いていると伝えられる。

MF:ガビ

クラブ:バルセロナ

年齢:18歳

国籍:スペイン

市場価値:9000万ユーロ(およそ141.02億円)

この11人の中で最も高価な選手となっているガビ。すでにバルセロナでもスペイン代表でも確固たる存在となっており、これまでの短いキャリアで様々な実績を積み重ねてきた。

驚くべきことに8月5日でようやく19歳の誕生日を迎える状況であるが、すでにバルセロナで96試合に出場。落ち着いたボールコントロールと激しいプレーを兼ね備えた彼は、これからも長くチームを支える存在になりそうだ。

MF:ラヤン・シェルキ

クラブ:リヨン

年齢:19歳

国籍:フランス

市場価値:3000万ユーロ(およそ47.01億円)

リーグアンですでに4シーズン目を迎えているリヨンユース出身の天才アタッカー。2019-20シーズンにトップチームへと昇格し、魅力的なプレースタイルと素早い足技によって注目を集めている。

中央でもサイドでもプレーでき、U-21フランス代表の一員としても活躍する。イタリアやアルジェリアの代表も選べることからどこのユニフォームを着るのかも注目だ。

右WG:アンジェロ・ガブリエウ

クラブ:チェルシー

年齢:18歳

国籍:ブラジル

市場価値:1300万ユーロ(およそ20.37億円)

今夏のマーケットでサントスからチェルシーに加入したブラジル人選手。アンジェロ・ガブリエウはすでに公式戦129試合に出場した早熟の天才であり、エキサイティングな左利きのアタッカーだ。

15歳でブラジル全国選手権に出場した経験を持っており、16歳でコパ・リベルタドーレスでのゴールも決めている。チェルシーとは6年契約を結んでおり、プレミアリーグの次なるスターになることを期待されている。

左WG:アレハンドロ・ガルナチョ

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

年齢:19歳

国籍:アルゼンチン

市場価値:2500万ユーロ(およそ39.17億円)

2019年にアトレティコ・マドリーからマンチェスター・ユナイテッドに加入したガルナチョ。この取引は非常に大きな価値を持っていたといえる。FAユースカップで優勝を果たしたチームの中心となり、そしてエリック・テン・ハフ監督の下でデビューした。

得点力と創造性を備えた攻撃的MFであり、昨季は公式戦34試合に出場。そのなかで印象的な5ゴールを決めた。スペインの資格もあったが、今年アルゼンチンの代表を選択している。

FW:ヴィトール・ロケ

クラブ:アトレチコ・パラナエンセ(※バルセロナ加入が内定)

年齢:18歳

国籍:ブラジル

市場価値:3200万ユーロ(およそ50.14億円)

アトレチコ・パラナエンセで活躍してブラジル代表デビューを飾ったヴィトール・ロケ。この夏にバルセロナと契約を結び、2024年からの加入が決定した。

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体格的には平凡であるものの素晴らしいゴールへの目を持っている点取り屋であり、今年の全国選手権でもすでに16試合8ゴールと見事な結果を残している。

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