北井1着、準決進出 富山競輪瑞峰立山賞 地元5選手は届かず

第11レースで白熱したレースを展開する選手。笹倉(左端、(6))も必死に食らいついた=富山競輪場

 富山競輪開設72周年記念の瑞峰立山賞争奪戦(GⅢ)は4日、富山市の富山競輪場で2日目を迎え、2次予選が行われた。元サッカーJ3・カターレ富山の北井佑季(神奈川)が第10レースで1着となり、5日の準決勝へ進んだ。富山支部の5選手はいずれも届かなかった。最高クラスのS級S班の4人は順当に勝ち上がった。

  ●S班4人順当勝ち

 前日に続き強い日差しが照り付けるバンクで、106選手が全12レースで熱戦を展開した。2次予選全7レースの3着以内と、4着7人のうち上位6人が準決勝に進んだ。

 富山にゆかりのある北井は圧巻の走り。残り2周で先頭に立って逃げ切った。2着佐藤慎太郎(S級S班、福島)の追い上げをかわし実力の高さを示した。

 初日好調だった富山支部勢は振るわなかった。笹倉慎也(富山)の第11レース5着が最高。第8レースの小堺浩二(石川)、第10レースの八日市屋浩之(同)は6着、第7レースの吉川起也(富山)は8着、第12レースの宮越孝治(同)は9着に終わった。吉川希望(石川)は第2レースのS級選抜で8着だった。

 昨年の瑞峰立山賞を制した松浦悠士(S級S班、広島)は第11レース1着。郡司浩平(同、神奈川)は第12レース1着、新山響平(同、青森)は第9レース2着だった。

 最終日の6日に決勝が行われる。

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