「はま寿司」で容器に“使用済みわさび付着”騒動…3月には“期限切れ食材提供”騒動で高まる不安

※写真はイメージです。

2023年上半期、「迷惑動画」の“被害者”として注目を集めた大手回転寿司チェーン「はま寿司」。しかし、今度は悪い意味で注目を集めてしまっているようで……。

発端となったのは、8月1日にTwitter(現・X)にはま寿司の伊丹昆陽店を訪れたあるユーザーが投稿した写真。その写真には、頼んだあおさの味噌汁の上蓋に使用済みのわさびが付着していた。そのユーザーはその後、商品を交換してもらったことを報告しつつも、不快感を示していた。この投稿はたちまち拡散し、SNS上でも、はま寿司の衛生管理を問題視する声が続出。

3日に配信された「J-CASTニュース」の記事によると、はま寿司は取材に対して、この件を認めた上で、「本件を受けまして、当該店舗の食器洗浄方法を確認したところ、該当する日時において、余洗いが一部で徹底できていなかったことが確認できました。そのため、本件については予洗いの不足が原因と考えています」と回答。再発防止を誓っていた。

夏休みシーズンに入り、客足も増えるなか発覚した今回の騒動。しかし、はま寿司の“管理体制”が問われるのは今回が初めてではない。

今年3月末、「文春オンライン」が福島県の郡山堤店で、一部の従業員が食材ロスなどを減らすために使用期限を偽装した食材が提供されていると報道。これを受けて、はま寿司は、疑惑を認めた上で、「使用期限」自体は余裕を持って設定していたため、従業員が誤った認識で行動したと説明している。

今年上半期、回転寿司業界ははま寿司を始め、店内での迷惑行為を撮影した「迷惑動画」の被害に相次いで遭い、一時は客離れが加速するなど大きなダメージを受けることに。そんな“被害者”である回転寿司業界に同情の声が相次ぎ、著名人やインフルエンサーが店舗を訪れて応援する動画をアップする動きがあったことも記憶に新しい。

しかし、迷惑動画によって衛生面を脅かされる立場から一転、今度は自らの管理不足が露呈してしまったはま寿司。ネット上では、そんなはま寿司に対して不安を覚える声が。

《迷惑動画が報じられてる中で、店側が徹底した衛生管理が出来てないって、どういう事よ》
《はま寿司は、期限切れ食品のこともあって、うちの地域で他の飲食店よりかは劣ってる感じ。もう行かないって決めてる》
《客の苦情で発覚したはま寿司の味噌汁のお椀にわさび残ってたのはちょっと気持ち悪いね。 洗い残しが発生するのは仕方ないけど。 今年の4月ごろには使用期限切れの食材の提供問題もあったしなんだかなぁって感じ》

お盆シーズンが近づき、家族で回転寿司を利用する人も増えるだろう。不安が少しでも解消されることを祈るばかりだ。

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