姫川港開港50周年記念 帆船「日本丸」が寄港 10年ぶり 一般公開やライトアップ

姫川港の開港50周年を記念して、10年ぶりに入港した帆船「日本丸」

糸魚川市寺島の姫川港開港50周年を記念して4日、〝太平洋の白鳥〟と称される国内最大級の帆船「日本丸」(独立行政法人海技教育機構・練習船)が入港した。9日まで停泊する。

「日本丸」の寄港は平成25年の開港40周年記念事業以来10年ぶり。西埠頭(ふとう)で歓迎式が行われ、記念事業実行委員長の米田徹市長が「50周年の節目に再び日本丸を迎え、大きな花を添えていただくことができた」と歓迎の言葉を述べた。

「日本丸」は実習生100人を含む合計144人が乗船。代表して菊池章友船長が「停泊中は港や船を身近に親しめるイベントが行われる。多くの市民の皆さまから足を運んでもらい、盛り上げられたら」とあいさつした。

寄港中は船内の一般公開が行われる。5日午後1時~同4時、6日午前9時~同11時30分、午後1時~同4時まで。会場で整理券を配布する。停泊期間中は午後10時まで船のライトアップを行う。セイルドリル、登檣(とうしょう)礼は行わない。

また、海上自衛隊の掃海艇「ひらしま」が3日に入港しており、5日まで同時公開する。艦内公開は5日午前9時~同11時30分、午後1時30分~同4時まで。

上越海上保安署の巡視艇「たつぎり」は5日に入港し、艇内見学が10時~正午、午後1時~3時まで行われる。

寄港に合わせて5、6の両日、西埠頭で「ひめかわみなとマルシェ」が開かれる。飲食、物販、キッチンカーなどが出店する。午前10時~午後3時まで。

両日は糸魚川駅アルプス口と姫川港会場を結ぶ無料シャトルバスを運行。姫川河川敷に臨時駐車場を開設する。

西埠頭(ふとう)で行われた歓迎式。ヒスイレディから「日本丸」の菊池船長と実習生代表に花束が贈られた

© 株式会社上越タイムス社