「子育てしながら働ける制度を」 市長と看護師が意見交換 労働環境整備が課題/岡山・津山市

谷口圭三市長と市民が意見交換する「津山(まち)づくりミーティング」が12日、岡山県津山市の津山中央病院記念ホールで開かれ、岡山看護協会津山支部の看護師5人の労働環境の整備などについて話し合った。

同病院の小林渚さん(38)、中島病院の皆木幸子さん(48)、第一病院の亘美香さん(45)、石川病院の田淵有希子さん(47)、日本原病院の末田さやかさん(37)が参加。

小林さんらは患者のニーズの多様化などを説明し、「人材育成と地元定住が課題。特に中堅層が不足しており、子育てしながら働ける制度、施設が必要」と訴えた。

改善策として、夜間保育園の開設や病児保育事業の推進、病院同士の連携強化、高齢看護師の再雇用などを提案した。

市長は一人ひとりの話に熱心に耳を傾け、「いただいた意見を検討し、実現に向けて取り組みたい」と語った。

同ミーティングは市民の考えをまちづくりに反映させようと2018年度から開催。今回で17回目。

© 津山朝日新聞社