性的暴行で懲役4年のサンティ・ミナ、セルタが一方的に契約解除を発表「セルタの価値が何よりも重要」

[写真:Getty Images]

セルタは4日、スペイン人FWサンティ・ミナ(27)との契約解除を発表した。

セルタの下部組織育ちのサンティ・ミナは、2013年7月にファーストチームに昇格。2015年7月にバレンシアへと完全移籍すると、2019年7月に復帰。セルタでは、公式戦通算163試合に出場し42ゴール17アシスト。バレンシアでも公式戦150試合で42ゴール19アシストを記録していた。

その後、サウジアラビアのアル・シャバブにレンタル移籍。2022-23シーズンはサウジ・プロ・リーグで27試合に出場し6ゴール5アシストを記録していた。

サンティ・ミナは2017年6月、バレンシア所属時代にチームメイトとナイトクラブを訪れ、近くに置いてあった車の中で若い女性に性的暴行を加えた容疑がかけられた。

当初アルメリア裁判所で行われた第一審では、女性の合意の下だったことに加え、疑われている行為はなかったとサンティ・ミナ側は主張。だが、その後に十分な証拠が見つかり、検察側は懲役8年、保護観察10年、5万ユーロ(約684万円)、被害女性の500m以内への接近の禁止を求めた。

その後、2022年5月に懲役4年、保護観察5年、5万ユーロの賠償金、そして12年間の500m以内への接近を禁止する有罪判決が下り、サウジアラビアへとレンタル移籍させていた。

復帰したこのタイミングでセルタは一方的に契約解除を決定。クラブは声明を発表した。

「ラ・リーガの強力な支持を得ているこの決定は、間違いなくクラブの当初の立場を支持するものである。なぜなら、初日からセルタの価値が何よりも重要であり、スポーツ計画への影響を含め、最後までクラブはそれを守るだろうと主張していた」

「セルタは模範的な寛大な行為から生まれた100周年の記念クラブであり、その歴史を通して社会への揺るぎないコミットメントと、すでにクラブのアイデンティティの特徴となっている価値観を守ることを数多く実証してきた」

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