がれきに「はだしのゲン」イラスト シリア人アーティストが平和訴え 広島市でパネル展

「はだしのゲン」のイラストなど、世界中の困難な状況に立ち向かう姿を描くシリア人アーティストのパネル展が広島市内で開かれています。

こちらはシリアの現状を伝える写真。長引く紛争や、2023年2月の地震で多くの被害を出した状況などが、約40点のパネルで紹介されています。

作品の中には、現地のアーティストががれきに描いた「はだしのゲン」のイラストもあります。

「はだしのゲン」はアニメ作品がシリアでも有名で、主催者のナジーブ・エルカシュさんは、困難に立ち向かうゲンの姿をシリアの状況と重ね合わせ、アート作品を通して広島とつながりたいと話しました。

主催者のシリア人ジャーナリスト ナジーブ・エルカシュさん

「(シリア人は)悲劇に負けてないギブアップしていない。頑張って復興させてまた平和なシリアに戻りたい。」

このパネル展は6日まで開かれています。

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