バスケ男子日本代表“AKATSUKI JAPAN”が練習を公開! メンバーが富樫勇樹のバースデーも祝福

8月25日から沖縄で開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」まで1カ月を切った7月30日に、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで、男子日本代表“AKATSUKI JAPAN”が公開練習を行った。

今回の強化合宿からNBAのフェニックス・サンズに所属する渡邊雄太選手も練習に加わり、日本代表に新たな刺激を与えていた。シューティング練習後には渡邊選手、キャプテンの富樫勇樹選手、けがで調整が遅れていた河村勇輝選手が取材に応じ、現在のチームの状態などを語った。

渡邊 「(強化合宿に)合流したばかりで覚えなければいけないことも多いですけど、いい形でチームにもなじめていると思いますし、この先が楽しみです。(今回の代表チームは)緊張感と楽しんでいるその割合がいいと感じます。まだ選考の途中で、誰が落ちても誰が入っても不思議ではない状況の中で、それぞれが競争心と緊張感を持ってやっています。僕もNBAで同じことを5年間ずっとやってきたので分かるんですけど、こういう時に楽しめる人が強いと思います。昔からずっと日本は『練習がゆるいな』と感じていたんですけど、今はそんな心配をする必要が一切ないというか。むしろ仕上がっていない僕が合わせなきゃいけないくらい、みんなピリピリして、いい状態でやれていると思うので、これがやっぱり練習のやり方だと思います。(日本代表チームでの役割としては)今チームがやっているプレーに合わせながら、最終的にいい形で僕にボールが回ってきて、それを最後まで決めきることが僕の役割だと思っています」

富樫 「(渡邊)雄太が合流して、また新たにチームのことを雄太に伝えながらやっていかなければいけないので、もう少し時間がかかるかなと思います。本番の8月25日(ワールドカップ:日本×ドイツ戦)に向けて、いい準備ができているのかなと思います。(雄太が)1年前のアジアカップでトムさん(トム・ホーバス ヘッドコーチ)のバスケを経験したのは大きくて、多少まだ彼の中で整理している部分はあると思いますけど、“こういうバスケットだ”というのは知ってここに来ているので、早い段階でチームにフィットしてくるんじゃないかなと思います。雄太のような選手がいるだけで、チームの雰囲気など変わるところはあるので、プレー面も含め、いい刺激を与えてくれていると思います。ワールドカップのグループリーグで1勝するのは簡単ではないことは理解していて、自分たちがやるべきことを徹底し、相手にやりたいことをやらせない…そして自分たちの得意とするトランジションの(攻守の切り替えが速い)バスケットをして、ようやくいい試合ができ、勝てると思っています」

また、この日、30歳の誕生日を迎えた富樫選手。照れながらチームメートからお祝いされる場面も。「いい意味で、経験としてベテランになっていくんですけど、アグレッシブさは常に持ってやっていきたい」と抱負を語った。

河村 「渡邊雄太さんが合流して、雰囲気も一段とよく変わってきてると思います。けがはもう問題ないです。韓国戦ぐらいからは(試合に出る)準備はしていたのですが、トムさんやトレーナーさんの判断で、いったん1週間は様子を見ようとなりました。その1週間でいい準備ができましたし、けが前の100%の状態でバスケットができる状態に戻っていると思います。(今後の試合に向けて)トムさんはスティールを増やしたいとずっと言っていますし、そこも僕の役割の一つだと思っています。ただそれだけではなく、僕が(試合に)出ている時間帯に相手のポイントガードの選手にプレッシャーをかけることによって、スペーシングや体力の面で全体的なゲームの流れを少しずつ日本に持って行くことが僕のディフェンスの強みだと思っています。初戦(ワールドカップ:日本×ドイツ戦)は、40分間自分たちが勝つんだというプライドを持ち続けて戦わないと。5分でも10分でも気を抜いてしまえば、すぐに点差が開く可能性のあるレベルのチームなので。だからこそ僕がベンチから出た時にはゲームチェンジャーとして雰囲気も変えないといけないと思うし。まずは前半20分間どれだけ戦えるかっていうのが後半の自信にもなるし、その後の2試合にもつながってくると思います」

そんなワールドカップへ向けた強化試合が続く日本代表は、8月2日、4日の群馬・オープンハウスアリーナ太田でのニュージーランド戦に続き、15日(対アンゴラ戦)、17日(対フランス戦)、19日(対スロベニア戦)には東京・有明アリーナでそれぞれ強化試合を行う。ホーバスヘッドコーチは、渡邊選手が有明3連戦から出場予定だと発表。さらに、最終的にワールドカップに出場する12選手については「ニュージーランド戦、アンゴラ戦が終わった後、フランスとスロベニア戦ぐらいには12人を決めたいです」と明かした。

「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に向け進化を続ける日本代表は、本番をどんなチームで迎え、どんな戦いを見せてくれるのか。AKATSUKI JAPANから片時も目を離せない。

【放送・配信情報】

「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023 東京大会」

【地上波】

■日本テレビ系
8月17日 午後7:00~8:54「日本×フランス」
※延長の場合あり。
8月19日 午後3:00~5:00「日本×スロベニア」
※延長の場合あり。

■テレビ朝日系(※一部地域を除く)
8月15日 午後6:50~9:00「日本×アンゴラ」

※同日にはTVerでも配信あり。

【配信】

バスケットLIVE
https://basketball.mb.softbank.jp/

■バスケットLIVE for Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/storefront?benefitId=basketlivejp&ref

8月15日 「日本×アンゴラ」ティップオフ/午後7:00
8月17日 「日本×フランス」ティップオフ/午後7:00
8月19日 「日本×スロベニア」ティップオフ/午後3:00

※見逃し配信あり。
※同チャンネルでは8月2日~4日「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023 太田大会」も配信。

■DAZN
https://www.dazn.com/ja-JP/home

8月15日 「日本×アンゴラ」ティップオフ/午後7:00
8月17日 「日本×フランス」ティップオフ/午後7:00
8月19日 「日本×スロベニア」ティップオフ/午後3:00

※ライブ配信については、内容の変更または中止の場合あり。
※見逃し配信あり。


「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」

【地上波】

■日本テレビ系
8月25日 午後9:00~10:54「開幕戦 日本×ドイツ」
※延長の場合あり。

■テレビ朝日系
8月27日 午後9:00~10:54「日本×フィンランド」
8月29日 午後7:54~9:54「日本×オーストラリア」

※8月25日「日本×ドイツ」は、沖縄地区のみNHK総合でも放送。

【配信】

バスケットLIVE
https://basketball.mb.softbank.jp/

■バスケットLIVE for Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/storefront?benefitId=basketlivejp&ref

8月25日 午後9:10~「日本×ドイツ」
8月27日 午後9:10~「日本×フィンランド」

※ハイライト、見逃し配信あり。

■DAZN
https://www.dazn.com/ja-JP/home
※8月25日~9月10日まで全試合を配信。
※日本代表戦は、全試合日本語実況解説つき。
※開幕日(8月25日)の配信一覧(すべて日本時間)

【会場】マニラ(フィリピン)
「アンゴラ×イタリア」ティップオフ/午後5:00
「メキシコ×モンテネグロ」ティップオフ/午後5:45
「ドミニカ×フィリピン」ティップオフ/午後9:00
「エジプト×リトアニア」ティップオフ/午後9:30

【会場】沖縄(日本)
「フィンランド×オーストラリア」ティップオフ/午後5:00
「ドイツ×日本」ティップオフ/午後9:10

【会場】ジャカルタ(インドネシア)
「ラトビア×レバノン」ティップオフ/午後6:15
「カナダ×フランス」ティップオフ/午後10:30

※全試合ライブ配信を楽しむための関連コンテンツ「プレビュー番組」も届ける。
※ライブ配信については、内容の変更または中止の場合あり。


「Bリーグ2023-24シーズン リーグ戦」

【配信】

■バスケットLIVE
https://basketball.mb.softbank.jp/

■バスケットLIVE for Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/storefront?benefitId=basketlivejp&ref

※10月5日から全試合ライブ配信予定。

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