サラダファーム事業停止へ 八幡平、観光施設7日から休園

 八幡平市平笠の農業生産法人サラダファーム(資本金1千万円、田村恵社長)は7日に事業を停止する。運営する観光施設サラダファームヴィレッジも同日から休園する。同社によると、従業員約40人は解雇する。再開時期は未定。

 帝国データバンク盛岡支店によると、昨年12月決算の売り上げは3億7300万円。今期は赤字の見込みという。

 同社は2008年、同市の総菜製造業、岩手エッグデリカ(現たまごファクトリー)の農業部門として分社化。観光施設の運営を主要事業とし、アルパカなどを飼育するガーデンパークやカフェ、直営の売店などを備え、家族連れの人気を集めた。施設内の畑で野菜生産や地元の小学生への食育体験も行っていた。

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