特殊詐欺の予兆?新潟五泉市、新発田市で市職員や警察官をかたった不審電話相次ぐ

 新潟県の五泉市と新発田市で市職員や警察官をかたった特殊詐欺の予兆とみられる電話が相次いでいる。いずれも被害は確認されていないが県警や市が注意を呼びかけている。

 五泉署によると五泉市内での電話は、8月2日夕方に複数の市内の一般家庭の固定電話にかかってきた。市職員を名乗る人物が「還付金が戻ります。郵便物が届いていますか」「銀行から電話が行きます」といった内容だった。

 8月4日午後にも、五泉署の警察官を名乗る女性が「行方不明者がいる」などと話す電話があった。電話口での手応えを探り、今後訪問して住民をだまそうとする詐欺の予兆の可能性がある。五泉署は「不審な電話は取りあわず、電話を切断してすぐに家族や警察に相談を」と呼びかける。

 また、新発田市でも8月2日午後、市役所の職員を名乗る男から、「昨年分の医療費の明細を送付したので、届いたか確認してほしい。手元になければもう一度送るので確認させてほしい」などとする特殊詐欺の予兆電話が複数あった。

© 株式会社新潟日報社