コムドット・やまと マラソン脱落に言い訳、動画で号泣…“強気のツケ”で懸念されるファンの「蛙化現象」

(写真:時事通信)

「カッコいいんだよ、コムドットって常に。けどこの2カ月、3カ月はダサかったなって思うんだよね、客観的に見て。俺らは俺らの芯を通してるって思ってるし、もちろん正しいことも言ってるんだけど。そういうことじゃねぇだろっていう。シンプルにカッコいいかダサいかで言ったら、ダサい。しかも俺のせいで。ここは申し訳なかったなって思う。本当に、本当に」

8月2日に更新された5人組YouTuber・コムドットのYouTubeチャンネルで、こう語ったのはリーダーのやまと(25)。

コムドットは先月27日に、初の総合プロデュースを務めるイベント『Creator Dream Fes ~produced by Com.~』を東京ドームで開催。スペシャルMCにベッキー(39)を迎え、メンバーのあむぎり(24)は関口メンディー(32)とのダンスバトルを披露。「悠馬」名義でアーティスト活動もするゆうま(24)の歌唱ステージもあり、大盛況を収めた。

動画はイベント翌日に、5人が慰安旅行で訪れた静岡県・伊東で過ごす様子を収めたもの。ホテルの部屋でお酒を飲みながら語り合うなか、動画終盤でやまとが“自省”する一幕があった。

イベント開催を振り返って、「チャンネル登録者も400万人切っちゃったりとか、本当に色んな大変なことがあって」と言及。様々な葛藤から「マジで全部辞めたいって思ったことが1回あったのよ、本当に。こんなことになるんだったら、こんなこと言わなきゃ良かったっていうぐらい、投げ出したいってなっちゃった時があって」と語った。

「動画を出したくない」とネガティブになった時期もあったが、ひゅうが(24)が「コムドットに大事なのって、結果とかじゃなくて気持ちなんじゃねえの?」などと励ましてくれたおかげで前向きになれたという。

しかし「ファンの人たちは分かってくれたりするけど、言われることは厳しいままで」と言い、やまとはこう続けた。

「どんなに頑張っても俺とゆうたが40キロ43キロ走っても、結構キツイこと言われて。そんな状況が許せなくて。そん時は、『俺の一言でこの状況を変えてやる』みたいな気持ちがあって。強気な発言をしちゃったんだよね、インスタライブとかで。それはみんなに対して申し訳なかったと思うんだけど、『ここは俺が変えなきゃ』みたいなことを勝手に背負っちゃって。(中略)俺が世間にそういう発言を残したせいで悪い風に切り取られて、どんどん状況が悪くなって。どんどんチャンネル登録者数が減っていって」

だがその時に「ファンの気持ちを考えた」といい、やまとは冒頭のように反省の弁を述べたのだった。

■「時すでに遅し」「嫌んなっちゃうよね」懸念されるファンの“蛙化現象”

コムドットをめぐっては、先月21日にYouTubeのチャンネル登録数が400万人を切ってしまう事態に。翌22~23日に放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)では、通し企画の「100kmサバイバルマラソン」にやまと、ゆうた(24)が挑戦。しかし40キロ地点でゆうたがドクターストップで脱落し、やまとも約43キロでリタイヤ。そんななか、物議を醸したのはやまとの“強気発言”だった。

「マラソン終了後のインスタライブで、やまとさんは100キロ完走できなかったことを『俺ら練習の時間が取れなくて、当日もぶっつけ本番になっちゃいますみたいな話だったから』と“言い訳”。それだけでなく『チャンネル登録が減るのが嬉しい人がいるんだよ』『外野が本当にうるさいんだよね』などと、反発していました」(WEBメディア記者)

コムドットの登録者数は現在392万人(5日13時)。動画内で自らの“強気発言”を謝罪したやまとだが、ある芸能関係者はファンの“蛙化現象”を指摘する。

「6月に平成フラミンゴのイベント出演をめぐるトラブルが露呈した際も、やまとさんの《保身に走ったツケは必ず回ってくるぞ》という“警告ツイート”は波紋を呼びました。コムドットによるトラブルの説明動画も、多くのファンにとって“平成フラミンゴを責めている”と映ったようです。チャンネル登録者数が減っていったのはその頃からでした。

確かにやまとさんの強いリーダーシップは、コムドットの魅力の一つです。しかし暴言や他責と感じる発言を繰り返したことで、冷めてしまったファンもいたようです。立ち止まるチャンスは何度もあったはずなのに、反省をしたのはイベント終了後。SNS上では、《散々煽って好き勝手言って、今更泣き芸かまされても時すでに遅し…》《元々好きだった人でもああいうの何回も見せられると嫌んなっちゃうよね》といった声も上がっています。ファンを逃がさないためにも、同じような炎上を起こさないことがカギになってくるでしょう」

動画内では、「俺らだけじゃなくて、ファンのみんなで達成した400万人っていう数字だったから。俺の発言のせいで揚げ足取られたりして、そういう風潮とかができちゃったり」と号泣していたやまと。“日本を獲る”には、リーダーの振る舞いも課題になってきそうだ。

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