福島県梁川で40.0℃を観測 今シーズン初の40℃超え

 5日(土)午後2時、福島県梁川(やながわ)で40.0℃を観測した。今年に入ってから全国で初めて40℃を超え、今年これまでで1番の危険な暑さとなっている。熱中症に厳重な警戒が必要だ。

 5日(土)の本州付近は朝から晴れている所が多いことに加えて、南からは暖かい空気が流れ込んでいる。そのため東京都心では午前中から35℃を超え、去年と並ぶ過去最多・猛暑日日数のタイ記録となるなど各地で危険な暑さとなっている。
 福島県梁川では南風が山を越えて気温が上がるフェーン現象の効果も加わり、午後2時には全国で今年初めてとなる40.0℃を観測したと考えられる。なお、福島県で40℃以上を観測したのは統計開始以来、初めてのこととなる。

 5日(土)は41都府県に熱中症警戒アラートが発表されている。周囲と声を掛け合いながら、こまめに水分や休憩をとって過ごすようにしたい。
 万が一、自身や周囲で熱中症の疑いがある場合、環境省によると、もし「めまい」「吐き気」「高い体温」や「意識の障害」など体に異常が生じた場合、すぐに風通しのよい日陰、できれば冷房の効いている室内などに移動する必要があるとしている。その後、衣類をゆるめて体を冷やし、水分・塩分を補給するといいそうだ。
 また、改善しない場合はすみやかに医療機関を受診し、意識がない場合やまっすぐ歩けない場合などは救急車を呼び、到着までの間は積極的に体を冷やすよう呼び掛けている。

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