九州~東北で猛暑続く 熱中症に警戒 北海道は非常に激しい雨のおそれ

 きょう(木)も九州~東北にかけて、猛烈な暑さの続く所が多い見込み。引き続き、熱中症予防を徹底するよう心がけたい。また、今夜遅くにかけて山沿いを中心に雷雲が発達しやすいため、急な川の増水、落雷や突風、降ひょう、道路の冠水に注意が必要だ。また、北海道は5日(土)ごろにかけて、総降水量が8月の平年1か月分を超える大雨となるおそれがある。

■猛暑と雷雨

 きょう(木)は午前中から日本海側を中心に気温が高く、午前9時台には北陸や山陰で35℃を超えた地点がある。午後はさらに猛暑日の範囲が広がり、体に堪える暑さが続く見込み。九州~東北かけて、広い範囲に熱中症警戒アラートが発表されている。可能な限り涼しい場所で過ごし、時間を決めて水分補給を行うなど体調管理に努めたい。なお、あす4日(金)も、東日本や西日本の日本海側で、かなりの高温が見込まれる。

 気温が上がることや湿った空気の影響で、きょう(木)は九州~東北の山沿いを中心に大気の状態が不安定となる見込み。今夜遅くにかけて、局地的な激しい雨、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、道路の冠水に注意が必要だ。山や川のレジャーは、特に天気の急な変化に注意が必要となる。

■たびたび強まる雨

 

前線や湿った空気の影響で、北海道はきょう(木)夕方にかけて、局地的に非常に激しい雨が降る見込み。この方面は、今夜いったん雨が弱まっても、あす(金)は再び激しい雷雨となる見通し。北海道は5日(土)にかけて、総降水量が8月の平年1か月分を超える大雨となるおそれがある。大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

■台風 西日本に接近か

  台風6号はあす(金)にかけて東シナ海で動きが遅くなり、その後は進路を進路を東よりに変える見込み。沖縄・奄美は週末にかけても荒れた天気が続き、西日本でも週明けにかけて台風の影響が次第に大きくなるかもしれない。台風の動き次第では、来週にかけて、西・東日本の予報が大きく変わる可能性がある。今後も、最新の台風情報に注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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