女子中学軟式野球「福井ダイヤモンドガールズ」日本一目指す 投打充実、二つの全国大会出場

日本一を目指す福井ダイヤモンドガールズ=福井県鯖江市の鯖江高校丹南キャンパス

 女子中学軟式野球チーム「福井ダイヤモンドガールズ」が8月に行われる二つの全国大会に出場する。チーム初となる日本一を目指し、練習に熱が入る。

 「福井ダイヤモンドガールズ」は福井県内各地の選手で構成されるクラブチーム。休日などに集まり練習を重ねている。8月は11~13日に中高生が出場する第21回全日本女子軟式学生選手権(東京)、17~23日に第8回全日本中学女子軟式大会(京都)と続けて全国大会に出場する。

 エースは右腕の山田姫奈選手。緩急と制球力の良さが持ち味で打者を手玉に取る。手元で球が伸びてくる松田風花選手や速球で押せる村上芽依選手、左腕の木村空愛選手が控えている。投手陣は連戦となる上に、球数制限も意識しながらの投球を強いられそうだ。

 打線もエースの山田選手が1番打者として引っ張る。アベレージヒッターに加えて小技も得意。どういった形でも出塁が見込める。中軸の榎花菜選手、内田和選手、八十美咲選手で得点を挙げると、勢いに乗ることができる。

 山野智千監督は「手が届きそうなところで日本一がつかめていないので、目指したい」と意気込む。野球を始めた小学3年時から福井ダイヤモンドガールズでのプレーが憧れだったという捕手の羽部ひより主将は「投手はストレートも変化球もいいので、私がしっかりリードできれば通用する」と太鼓判を押すと同時に、全国制覇へ意欲を見せた。

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 チームは福井県に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で遠征費用など50万円を募集している。締め切りは8月16日。

 ◇ミラカナとは 福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして福井新聞社、福井銀行、福邦銀行が連携。CFのレディーフォー、応援購入サービスのマクアケいずれかを通じて支援・購入を募る。累計支援額は1億9千万円、プロジェクトの達成率は92%(数字は2023年7月末時点)。

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