台風6号、停電再び拡大 沖縄、負傷者57人に

台風6号が再接近し、閑散とする那覇市中心部の国際通り=5日午前

 台風6号が再接近した沖縄県では5日、復旧に向かっていた停電が約3万戸に増加するなど被害が広がっている。県は新たに宮古島市など12市町村に災害救助法の適用を決め、県内の同法適用は計34市町村となった。県内の負傷者は計57人に上り、うち3人が重傷を負った(午後3時現在)。

 沖縄電力によると、2日に最大約21万5800戸となった停電戸数はその後約2万戸まで減ったが、5日午後3時現在では沖縄本島を中心に3万1270戸が停電。暴風雨で屋外での作業ができず、復旧の見通しは立っていない。

 那覇空港を発着する便は、国内線、国際線ともに全て欠航。ターミナルビルは終日閉館となった。

台風6号の影響で根元から倒れた公園の樹木=5日午前、那覇市

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