藤井隆、竜星涼のやさしさに太鼓判「2つ入りのパンを…」

『新婚さんいらっしゃい!』(ABC)の司会でもおなじみの藤井隆が、舞台『ガラパゴスパコス』に出演。8月4日に大阪市内でおこなわれた記者会見に、主演・竜星涼&作・演出のノゾエ征爾とともに出席し、竜星とのほっこりエピソードを語る場面があった。

舞台『ガラパコスパコス』の取材会より、(左から)藤井隆、竜星涼(4日・大阪市内)

派遣でピエロをやっている青年・太郎(竜星)が、特別養護老人ホームを抜け出した老婆(高橋惠子)と思いがけず同居する姿を通して、現在の「老い」の問題をユーモラスに問いかける作品。藤井は、太郎のことを心配してなにかと世話を焼く兄・晴郎を演じる。

「ノゾエさんは人へのやさしさがあふれている人で、台詞にも愛情があふれている。『(この役を)藤井にやらせてよかった』と思っていただけるよう、命がけでやりたい」と意気込み、本作のテーマである「老い」に対しては「若い頃なら悩んでいたことが『もういいや』と思えたり、嫌なことをケロッと忘れられるようになりました」と、自分自身はポジティブにとらえているそう。

舞台『ガラパコスパコス』の取材会に出席した藤井隆(4日・大阪市内)

竜星とは、三谷幸喜作・演出の舞台『大地』(2020年)で共演経験があり「本当に愛らしい人」と称賛。さらに『大地』のときには「楽屋が一緒だったんですけど、2つ入りのパンのうちの1つを僕にくれたんです(笑)。『なんてこの子はやさしいんだ!』と思ったし、その気持ちを兄弟役に活かせたらと思います」と、すでに「いいお兄ちゃん」ぶりを見せていた。

竜星と藤井のほかには、青柳翔、瀬戸さおり、菅原永二などが出演。9月の東京公演を経て、関西は9月30日・10月1日に「京都劇場」(京都市下京区)で上演。チケットは1万1000円で、8月27日から発売開始。。

取材・文・写真/吉永美和子

『ガラパコスパコス ~進化してんのかしてないのか~』

期間:2023年9月30日(土)〜10月1日(日)
会場:京都劇場(京都府京都市下京区東塩小路町901 京都駅ビル)
料金:1万1000円

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