氷見照らす光の大輪 富山新聞花火

富山湾の夜空を染めた花火=5日午後8時40分、氷見市の比美乃江公園(多重露光)

  ●県内最大級4200発、華麗に

 第51回ひみまつり(同実行委主催、富山新聞社後援)のフィナーレを飾る富山新聞創刊100年記念花火大会(富山新聞社主催)は5日、氷見市の比美乃江公園前の沖合で行われた。富山県内最大級の約4200発が海上から打ち上げられた。富山湾の上空に色鮮やかな光の大輪が次々と花開き、会場を埋めた見物客の笑顔を輝かせた。

  ●ひみまつり盛況

 大会は色鮮やかなスターマインの乱れ打ちで華やかに幕開けした。富山湾をイメージした鮮やかな青色の大輪や、魚など海の生き物の形をした花火など氷見らしい演出が続き、一気に見物客を引き付けた。

 恋のときめきをイメージしたハート形やキラキラと輝く花火も登場し、花開くように光の筋が伸びる「八方咲」など花火師が創意を凝らした「芸術玉」では、優美なシルエットが観客のため息を誘った。フィナーレは、音楽にのせて、10号玉など大玉の連発で夜空を黄金色に染め上げ、会場の熱気は最高潮に達した。

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