長崎・川棚高生 商店街のプロ意識に迫る! ポスター制作へ店主を取材

店主の山口さん夫婦(中央)にインタビューする生徒=川棚町、ヤマグチ写真館

 長崎県立川棚高(北村富啓校長、238人)の2年生が東彼川棚町の栄町商店街のポスター作りを進めている。テーマは「川高生が栄町商店主の『仕事の流儀』に迫る」。7月28日にはデザインの参考にしようと、85人が約40人の店主や代表者にインタビューした。
 自己の生き方を考え、課題を解決する力を養う「総合的な探究の時間」の一環。これまで座学で商店街の現状や定期的に開かれるイベント「栄町100縁翔店街」について学んできた。この日は2~4人1組で、担当する店舗や事業者を訪問。自慢の商品やサービス「あなたにとって『プロフェッショナル』とは」などを質問した。
 ヤマグチ写真館では店主の山口純仁さん(36)が笑顔の写真を撮る技術や仕事の進め方などを語り「写真が好きなことと働くことは別。お金をいただくには負けない心や忍耐、努力も必要」と応えた。西首大輝さん(16)は「折れない心を持ち、やりたいことを突き詰めることがプロフェッショナルだと感じた」と話した。
 ポスターには店主のイラストや印象に残ったフレーズなどを盛り込む。10月に開かれる「100縁翔店街」で各店に贈り、掲示される予定。

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