パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマール(31)が、古巣であるバルセロナへの復帰を画策しているようだが、バルセロナは望んでいないようだ。
毎年のように夏の移籍が開くと名前が上がるネイマールとバルセロナ。今夏もその動きは変わらないが、例年に増して強く報じられている。
その理由はネイマールの置かれている状況。昨シーズンはパフォーマンスがあまり上がらないでいると、シーズン終盤には足首を負傷。手術を受けて離脱していた。
そんなネイマールに対しては、PSGの一部ファンが退団を要求するなど関係が悪化。離脱中の行動もその声を大きくさせることとなっていた。
PSGのジャパンツアーにも帯同したネイマールだが、アル・ナスル、セレッソ大阪、インテルと3試合があったものの1秒もピッチに立たず。ウォーミングアップもしない状況だったが、その後の韓国での全北現代モータース戦ではフル出場しゴールとアシストも記録するなど、復帰を果たしていた。
PSGは選手の補強に動いている中、2025年までの契約があるネイマールに関して売却リストに載せている状況。良いオファーがあればいつでも退団させる気があるという。
スペイン『ムンド・デポルティボ』によれば、ネイマールはバルセロナへの復帰を望んでおり、逆オファーを出しているとのこと。ただ、チャビ・エルナンデス監督をはじめ、チームのスタッフは復帰を全く望んでいないという。
かつてチームメイトとしてもプレーしたチャビ監督は、もちろんピッチ上のクオリティには疑いを持っていないが、問題はロッカールームにあるという。
バルセロナは伝統的にロッカールームが家族のような雰囲気を作り出しているが、ネイマールが入るとそうならない可能性があるという。PSGでもその点が問題視されることもあり、チームの雰囲気を壊す可能性、ネイマールが何もしなくても、周囲で論争を起こる可能性を避けたいという。