全国の球児が岩手で躍動 中学生野球大会、沿岸部で初の主会場

地元で初戦に臨むMSクラブの選手たち

 第6回全国中学生野球大会in岩手(県KB野球連盟など主催)は5日、宮古市赤前の宮古運動公園野球場など県内12球場を会場に開幕した。三陸への地域貢献を目的に、今回初めて沿岸部を主会場に開催。国内外で活躍するプロ選手を輩出する岩手の地で、県勢16を含む全国48チームが熱戦を繰り広げている。

 沿岸は釜石市から田野畑村と野田村の7市町村8球場、内陸は4球場で開催。宮古運動公園野球場では試合前に開始式を行い、山本正徳宮古市長が「ここから世界で活躍する選手が出てくることを楽しみにしている」と激励、始球式を務めた。

 初日は各地で4チームによる1次リーグを実施。同球場の第1試合は、宮古地区の選手でつくるMSクラブが福岡県選抜と対戦。「いいボールだ」「先頭打者出すぞ」など威勢のいい声が球場に響いた。

 大会は4日間の日程。6日も各地で1次リーグを行い、7日は決勝トーナメント、最終日の8日は同野球場で3チームによる決勝リーグを行う。 

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