首都の巨像に国章取り付け ウクライナ

ウクライナの国章が取り付けられた祖国の母像=6日、キーウ(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ウクライナの首都キーウ(キエフ)中心部にある巨大な祖国の母像(祖国記念碑)が掲げる盾に6日、ウクライナ国章の三つまたの矛が取り付けられた。旧ソ連の国章が付いていたが、取り換えた。地元メディアが伝えた。

 ロシアの軍事侵攻が続くウクライナでは、共産主義やロシア化の過去の克服を望む動きが続いている。取り換え作業は、24日のウクライナの独立記念日までに完了する予定。

 像はドニエプル川沿いの丘に立ち、高さは台座を含めて102メートル。旧ソ連時代の1981年に完成した。現在は国立の「第2次大戦歴史博物館」の一部となっている。

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