反転攻勢、「期限は設けず」 地雷隠す雑草、進軍に影響

ウクライナ国家安全保障・国防会議のオレクシー・ダニロフ書記

 【キーウ共同】ウクライナのダニロフ国家安全保障・国防会議書記は3日、ウクライナ軍が進める反転攻勢を巡り「期限は設けていない」と述べ、ロシアが占領するウクライナ領の奪還まで長期戦となる可能性を示唆した。地元メディアが伝えた。

 ウクライナ軍の進軍が停滞しているとの批判が高まる中、英国防省は、夏の湿度の高い時期に繁茂する下草も原因の一つだとの分析結果を発表。「生い茂る雑草がロシア軍の防衛拠点の発見を困難にするほか、地雷除去をより難しくしている」と強調した。

 ダニロフ氏は「敵(ロシア)はあらゆる事象に対し、力強く準備しており、地雷の数は常軌を逸している」と指摘した。

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