トロサールの土壇場弾で追いついたアーセナルがPK戦を制して17度目の優勝【コミュニティ・シールド】

[写真:Getty Images]

コミュニティ・シールド、アーセナルvsマンチェスター・シティが6日に行われ、1-1で90分を終了。PK戦の末、4-1としたアーセナルが勝利している。

プレミアリーグ開幕を1週間後に控えた中で行われる昨季プレミアリーグ2位のアーセナルと、3冠王者シティによる一戦。

アーセナルは新戦力のライス、ハヴァーツ、ティンバーをスタメンで起用。ハヴァーツがウーデゴールと2トップを形成した。

対するシティはコバチッチを除いて昨季の主力メンバーが先発となり、ハーランドとアルバレスが2トップを形成した。

共にフラットな[4-4-2]でスタートした中、シティがポゼッションを高めていくと14分、ロドリのミドルシュートで牽制した。

守勢が続いていたアーセナルだったが、25分に先制のチャンス。ホワイトの突破を起点にボックス中央のハヴァーツが反転シュート。だが、GKオルテガの好守に阻まれた。

ここからアーセナルが盛り返すと、40分にも決定機。サカの突破を起点にハヴァーツがシュートに持ち込むも、ここもGKオルテガの好守に阻止された。

ゴールレスで迎えた後半もシティがボールを持つ入りとなると、52分にCKからストーンズのヘディングシュートでGKラムズデールを強襲した。

その後、ハーランドを下げてフォーデンとデ・ブライネを投入したシティが引き続き押し込む中、77分に均衡を破る。決めたのは途中出場のパーマー。フォーデンの持ち上がりを起点に、デ・ブライネのヘディングでのパスを受けたパーマーがボックス右角から見事なコントロールシュートを決めきった。

さらに82分にはシティに追加点のチャンスが訪れるも、フォーデンのゴール至近距離からのシュートはGKラムズデールの好守に阻止され、直後のCKからのロドリのヘディングシュートもラムズデールに阻まれた。

このままシティが逃げ切るかと思われたが、追加タイム11分にアーセナルが追いつく。CKの流れからトロサールの放ったシュートがアカンジに当たってゴールに吸い込まれた。

土壇場で追いつきPK戦に持ち込んだアーセナルは、そのPK戦で4人のキッカー全員が成功。4-1でPK戦を制し、17回目の優勝とした。

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