旅人へひとこと

東京・平井に構えるとんかつ専門店で過ごした、ランチタイムのひとコマをご共有します！

東京都江戸川区平井 ──

JR東日本 総武線に揺られて『平井駅』にやってきました、再びあの「カツ丼」をいただくために。1度いただいて虜になってしまい、ぜひまた頬張りたいな、と。

さて、駅南口から徒歩5分ほど。今回の目的地はこちら──

『とんかつぱんぱん』さんです！

『とんかつぱんぱん』さんは、こだわりが随所に詰まった、且つ、丁寧な仕事ぶりが光るとんかつ専門店さんです。「ぱんぱん」という看板に偽りはなく、食後の満腹感・満足感は素直に高め！

ちなみに、2022年9月にこの場所に移転されたのだそう（以前の店舗も平井だったそうですが）。若干分かりにくいかもしれませんが、うっすら「軽食スナック」と書いてある扉が入口です。店内はそのスナック的な装いを保ちつつ、カウンター席が5〜6席とテーブル1卓といったレイアウトでした。

特上とじないカツ丼

最近流行りのとじない系。使っている豚は「米澤豚（よねざわぶた）」だそうです。豚汁付き。

「米沢」と言えば、そう山形。そして「米沢牛」があまりにも有名ですよね。ただ、この豚も負けていません！噛み締めた直後、食前の予想を良い意味で裏切られることになります。

なお、提供までにはちょっとだけお時間かかります。低温でじっくり揚げた上に、余熱で寝かす＆団扇で仰ぐこと数分......〆て15〜16分ほどして対面叶いました。

威風堂々とした佇まい！貫禄があります。ちなみに、「とじないカツ丼」のノーマルと特上との違いは、使っているお肉の部位と卵焼きの量（卵2個分 or 3個分）とのこと。

さて、さっそく断面を拝むべし。

ほんのり桃色掛かったお肉の断面からは、見るからにみずみずしさが伝わってきます！まずは素のままで噛み締めると、心地良く押し返してくれる弾力を感じる一方で、スッと歯が入り豚らしい旨味が押し寄せてきます。

且つ、肉汁は溢れんばかり！とにかく甘くスウィートなパフォーマンスにうっとりします。そして、思ったよりも軽め。揚げ油にはラードが使われておりますが、“もたれないバランス”にコントロールされているんだそう。

この衣の薄さも秀逸ですね！

お肉をジャマせず、あくまでも食感のアクセント役に徹していました。サクッとしつつ、お肉の輪郭を際立たせる役回りは「お見事！」の一言です。

ちなみに、こんな感じで一部お肉を丼の蓋によけておくと、ご飯も掻っ込みやすくなります。

卵の香りがする“黒い塩”

米澤豚の素の旨さを味わったら、続いては「塩」でいただきませう。漬けるのは、この黒い塩。なんと卵の味がするんです！こちらもぜひ一度体験していただきたいな、と。

ミルですりつぶしてお肉へ。お肉がキュッとしまり、米澤豚がまた別の表情を見せてくれるようになります。卵の香りが舞うお塩は、お肉の下に敷かれた卵焼きとの相性の良さは言わずもがな！卵焼き＆ライスの消費は否応なく捗ります。

甘く味付けされた卵焼きはやや半熟さが残っていて、またそれに負けないライスも秀逸なパフォーマンスです。米粒の凛としたアウトラインは終始損なわれず。

そして、食材たちの調和はカツ丼としての質の高さを見せつけてきます。これで消費が捗らない訳がありません！止まらない汗を拭きつつ、食欲のままにカツ丼を貪る時間は口福そのもの。完食までの時間は短し。実に儚きもの、と......。

食後は、まさに腹ぱんぱん！（心の中の拍手の音も）

“江戸川区最強とんかつ”を謳う逸品、まっこと恐れ入りました！こだわりが凝縮されたカツ丼は、決して見た目だけじゃないと。潤沢な脂と共に旨さが沁みいるパフォーマンス、全体調和の絶妙さに感服です。

ちなみに、夕飯の時間まで全くお腹は空きませんでした（笑）

それでは、改めましてごちそうさまでした！

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とんかつぱんぱん

〒132-0035 東京都江戸川区平井３丁目２２−２３ ユリービル 103

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＊この記事は2023年7月時点の情報を基に作成しています。

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ライター：ヤマネコ