竹田・大分市ゆかりの美術作家6人が展覧会 立体作品や絵画など60点展示【大分県】

多様な作品が並ぶ展覧会「I am here」に出品した竹田、大分ゆかりの美術作家ら=竹田市歴史文化館・由学館
「壮途」をテーマに開かれ、立体作品や絵画など約60点が並ぶ
「壮途」をテーマに開かれ、立体作品や絵画など約60点が並ぶ

 【竹田・大分】竹田、大分両市にゆかりがある美術作家6人の展覧会「I am here」が、竹田市竹田の市歴史文化館・由学館で開かれている。竹田市と、アーティスト支援を手がける合同会社「コネクトプラス」(同市)が2021年から始め、3回目。今回は「壮途」と題し、立体作品や絵画など約60点が並ぶ。27日まで。

 竹田市ゆかりの作家は、いずれも県外出身で同市に移住した3人。竹を使った多様な表現を探る中臣一さん(竹芸家)、染色した生地を重ねることで奥行きのある作品を生み出す前田亮二さん(染色作家)、金属や木、土を用いて「生きている彫刻」を目指す森貴也さん(彫刻家)が出品した。

 大分市出身や在住の3人は、布や綿、土を使って立体作品を制作する小野愛さん(美術家)、「自然と共に描く」スタイルの藤原香奈さん(水彩画家)、墨を使ったさまざまな表現を追求する橋本麻由さん(書家)。ゲストのHakamaさん(米出身、京都府在住)による炭を素材にした作品も展示している。

 佐藤晃洋館長(63)は「多様なジャンルの作家が集った。アートの世界に浸ってほしい」と話した。

 開館は午前9時~午後5時。木曜休館。観覧料は一般500円、65歳以上250円、小中学生300円、未就学児無料。23日午後2時と同3時半から、会場で音楽家ミヤタコーヘイによるチェロのライブ(予約不要)がある。問い合わせは同館(0974.63.2200)。

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