茨城・潮来 一番星 収穫始まる

早くも収穫が行われた水田=潮来市上戸

茨城県潮来市の水田で6日、極早生(わせ)品種の一番星の収穫が始まった。県があきたこまちに代わる品種として開発したもので、豊かな食味ともちもちした食感が特長。同市では、市大規模稲作研究会(橋本勇作会長)が生産に取り組んでおり、例年お盆前の出荷を目標にしている。

同市上戸の内野幸夫さん(72)の水田では、黄金色に実って垂れた稲穂をコンバインで刈り取った。橋本会長は「今年は天候が良すぎるくらいだったので、収穫量は例年よりやや良いのではないか」と話した。内野さんは「雨が少ないのが心配だったが、生育自体は順調。潮来のおいしい新米を味わってもらいたい」と呼びかけた。

一番星の初売りは10日午前11時から、同市前川の道の駅いたこで行われる。

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