PSG、デンベレに続いてファティにも触手か。バルセロナにとって今夏最大の得意先に?

写真:デンベレとともにPSG移籍となるのだろうか ©Getty Images

バルセロナにとって今夏、パリ・サンジェルマンが最大の“得意先”になるかもしれない。

スペイン『アス』紙電子版によると、PSGはバルセロナからの移籍が間近となっているフランス代表FWウスマン・デンベレに続き、スペイン代表FWアンス・ファティの獲得に向けた準備も進めているという。

バルセロナのシャビ監督はファティを構想外に置いており、クラブ側も彼の売却先を探しているが、これまでは適切なオファーが届いていなかった。

一方で、PSGのルイス・エンリケ監督はスペイン代表監督時代にファティに信頼を置いて重用しており、再び彼の率いるチームに迎え入れたいと考えている模様だ。

バルセロナは現在、6000万ユーロ(約93億7840万円)の負債を抱えており、その影響で今夏、新たに獲得した選手や契約を更新した選手の登録ができない状況になっている。現状でラ・リーガに登録されているのはデンベレやアル・アハリ(サウジアラビア)への移籍が濃厚とされるコートジボワール代表MFフランク・ケシエを含めて13名しかいない。

デンベレやケシエに含め、ファティもそれなりの金額で売却することができれば、この状況の解消も見えてくる。両クラブの指揮官の思惑も鑑みると、交渉が進む可能性はある。

ファティ自身は引き続きバルセロナでプレーし続け、成長し続けたいという意向を常に示しているが、代理人のジョルジュ・メンデス氏は彼の移籍を画策しており、プレミアリーグのいくつかのクラブに獲得を打診したものの、色よい返事をもらえなかった。

また、ファティとデンベレは良好な関係を築いており、アメリカでのプレシーズンマッチ・ミラン戦でファティがゴールを決めた際には、わざわざベンチに座っていたデンベレのもとに駆け寄り抱擁を交わしていたほど。自分を信頼してくれる指揮官や盟友が所属するクラブからオファーが届けば、新たな挑戦に乗り出すかもしれない。

ファティとデンベレが次に抱擁を交わす時、それぞれ何色のユニフォームを着用しているのだろうか。

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