PSG、エムバペをトップチームの練習から除外。さらに“代役候補”へオファーか

写真:いよいよPSGとの関係が修復不可能なレベルに達しつつある ©Getty Images

今週末のリーグ・アン開幕に向けてパリ・サンジェルマンは月曜日からクラブ施設でトレーニングを行うが、去就で注目を集めるフランス代表FWキリアン・エムバペはトップチームのトレーニングから除外され、Bチームと一緒に練習をするようだ。イギリス『BBC』電子版など、複数のメディアが報じている。

エムバペは2024年6月30日までとなっているクラブとの契約を更新せず、来夏に契約満了で退団する意向をPSG側に通達。クラブ側はこの申し出を受け入れず、契約を更新するか、今夏に移籍金を残して退団するかの二者択一を迫ったため、両者の関係は一気に悪化している。

PSGは7月下旬から8月上旬にかけてジャパンツアーを実施したが、エムバペは遠征メンバーから除外され、日本でその姿を見ることはできなかった。そしてクラブ側は、引き続き彼をトップチームから除外することを決めたようで、もはや関係の修復は不可能な状況にまで陥っている。

エムバペの去就については、フランス『ル・パリジャン』紙が「8月15日以降にレアル・マドリードがオファーを送る可能性がある」と報じており、「そのオファーにPSGが納得すれば、彼を巡るメロドラマはすぐに終了するだろう」としているが、レアル・マドリード側は現在に至るまで、今夏のエムバペ獲得の可能性を否定し続けている。

また、PSG側はエムバペの代役となり得るストライカーの獲得にも乗り出している。ベンフィカに所属するポルトガル代表FWゴンサロ・ラモスに強い関心を示しており、ベンフィカ側には8000万ユーロ(約124億9720万円)を提示しているとされている。

エムバペはPSGでのプレー続行が絶望的な状況にあるが、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。

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