中村アンが8年ぶりに「ほん怖」出演。初のシングルマザー役で正体不明の強い視線におびえる

フジテレビ系で8月19日放送の土曜プレミアム「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2023」(午後9:00)に出演することが分かった。2015年以来、8年ぶりのシリーズへの出演で、初のシングルマザー役で子どもを守る母親を熱演する。

1999年にスタートした「ほんとにあった怖い話」(通称・ほん怖)シリーズは、実際に人々が体験した怖い話をリアルに描くリアルホラーエンターテインメント。心霊体験をした視聴者の証言を基に、ゾッとする恐怖や、心霊現象の不安に翻弄(ほんろう)されつつも立ち向かっていく姿を描く。そんな夏の風物詩でもある「ほん怖」では、稲垣吾郎がクラブリーダーを務め、小学生を中心に構成されたクラブメンバーと共に恐怖体験を紹介していく。

今年は、オムニバスで実録心霊ドラマ6本を制作。現在発表されている、白石麻衣主演の「滞留する痕」と、鈴鹿央士主演の「誰にも貸せない部屋」に続いて発表されたのは、中村が演じる河野美奈が、娘の入院先の病室で正体不明の視線とうめき声に恐怖するというストーリーの「視線の出処」。

シングルマザーの美奈は、正社員として働き始めた会社で新規プロジェクトに携わり、忙しい毎日を過ごしていた。娘のさくらとは2人暮らしのため、美奈は母・香奈子にさくらの面倒を見てもらうことが多くなっていた。そんな日々の中、さくらが原因不明の高熱で入院。美奈はさくらに付き添うため、会社を休んで病院に泊まり込むことを決める。しかしその夜、美奈がふと目を覚ますと、どこからか男性のいびきのようなくぐもった音が聞こえてきた。同室の患者のいびきだろうと軽く思っていたが、その翌日も同じ音で目を覚ます。さらに、音とともに何者かの視線を感じるようになるが、周りには同室の患者のほかに誰もいない。正体不明の強い視線におびえる美奈は寝不足の日々が続き、仕事にも影響が出始めて上司・堀川太一(吉田ウーロン太)からも心配される。病院側に病室の変更を願い出るなど、ますます不安を感じる美奈だったが、視線と音はさらにひどくなっていく。

必死に子どもを守ろうとする母親を好演する中村は、「日々仕事に奮闘している中で、娘が入院した病室で正体不明の視線に恐怖するシングルマザーを演じています。母として病気と闘う子どもを見守り続けているのですが、病室で感じる強い視線が気になるという…」と、自分の役柄を説明している途中で、ゾクゾクして「本当に怖いお話です!」と強調した。

自身のゾクッとしたエピソードを聞かれると、「帰宅した時、カーテンに人の頭のようなものが映ってる?となって、隣の部屋からのぞいたり棒でつっついたりしてみたのですが…。ちゃんと見たら向かい側マンションの照明の加減で何かの影が人の頭に見えただけでした(笑)。ただの見間違いだったのですが、相当ヒヤッとしました」と体験談を披露。そして、「今年の熱すぎる夏を、『ほん怖』で冷やっと温度を下げていただければと思います! ぜひご覧ください」とメッセージを寄せている。

ドラマを手掛ける大野公紀プロデューサーは「中村アンさんが8年ぶりに『ほん怖』に帰ってきてくださったこと、とてもうれしく思っています」と喜び、出演作の「視線の出処」について「幽霊病棟を舞台にした作品です。タイトルの通り、不可解なものに見つめられている気がするものの、それがどこからなのか分からないという、身近な場所での恐怖を描いています」と説明。そして、「中村さんが『ほん怖』で見せてくださった母親役としての表情、さらには娘とのやりとりは必見です。ぜひ親子でもお楽しみください!」とアピールしている。

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