インテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがまたしてもその力を見せつけた。
メジャーリーグ・サッカー(MLS)は現在中断期間中。メキシコのリーガMXのクラブとともに、リーグズカップを戦っている。
今夏大型補強を敢行したインテル・マイアミは、MLSでは最下位に低迷しているものの、リーグズカップでは順調に勝ち上がり、ラウンド16に進出。現地時間6日にFCダラスと対戦した。
この試合では、メッシの他、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツ、スペイン代表DFジョルディ・アルバと元バルセロナの3人揃って先発出場した。
試合は開始6分、ボックス左のスペースに走り込んだジョルディ・アルバがマイナスのクロス。これをボックス手前で待っていたメッシが左足一閃。強烈なシュートがゴール左に突き刺さり、インテル・マイアミが先制する。
幸先の良いスタートを切った中、リーグ戦で苦戦するチームは力を見せつけられる。37分、45分と続けて失点し前半で逆転されると、63分にも追加点を許し、3-1とされてしまう。
それでも65分にはボックス内左へのスルーパスを受けたジョルディ・アルバが折り返すと、ベンジャミン・クレマスキがダイレクトで蹴り込み1点を返すことに成功する。
勢いに乗りたいインテル・マイアミだったが、68分にオウンゴールで失点。再び2点差になるが、80分には相手のオウンゴールで再び1点差に。すると85分、スーパースターが魅了した。
ボックス手前右でえたFKをメッシが短い助走から左足でシュート。鋭く曲がったシュートが、ゴール右上隅に吸い込まれ、インテル・マイアミが土壇場で同点に追いつくことに成功した。
メッシのパーフェクトなFKで追いついたインテル・マイアミは4-4で90分間を終了。大会ルールでPK戦で決着をつける中、メッシは1人目のキッカーとして登場し成功。2人目のブスケッツも成功すると、インテル・マイアミは5人全員が成功。FCダラスは2人目が失敗し、3-5でインテル・マイアミがベスト8進出を決めた。
メッシのFKには「さすがだな」、「ドン引きするレベルの無双」、「劇的すぎるな」、「これがメッシ」、「センセーショナルだ」、「なんていうFKだ」、「神のコース」とコメント。大いなる盛り上げをしているメッシに驚きを隠せないようだ。
メッシはこれで加入後に参加したリーグズカップで4試合連続ゴールを達成。７ゴールを記録している。
