九州新幹線が計画運休へ 台風接近で8日午後から

台風6号の影響で高波が打ち寄せる宮崎市の海岸=7日午後

 JR九州は7日、台風6号の接近に伴い、九州新幹線の熊本―鹿児島中央間で8日午後から計画運休すると発表した。同社は「利用客の安全を考慮した」と説明している。博多―熊本間と、西九州新幹線(武雄温泉―長崎)は通常運行する。

 JR九州によると、上りは8日午後1時45分鹿児島中央発さくら558号、下りは午後0時40分熊本発さくら549号を最後に運休する。

 在来線は大分県の一部と宮崎、鹿児島両県を中心に8日午前から順次運転を見合わせ、特急や観光列車も運休する。

 一方、JR西日本は7日、山陽新幹線の新大阪―博多間で9日夜から10日午前中まで運転を取りやめる可能性があると発表した。利用客の安全などを考慮し、8日に決定する。

 JR西によると、福岡県の博多南線でも同期間の計画運休を検討している他、中国地方の在来線も9日以降、一部運転を取りやめる可能性があるとしている。

 また、JR東海によると、東海道新幹線も山陽新幹線への直通列車の一部で行き先を変更する可能性がある。

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