茂木協力隊員開発ドリンク人気 イチゴスムージーなど 道の駅で販売

人気のスムージーやラッシーを手に売り場に立つ真弓さん(右)と太一さん

 【茂木】深沢の観光イチゴ園「美土里農園」の完熟イチゴを使って7月に発売したドリンクが道の駅もてぎで人気となっている。商品化したのは地域おこし協力隊で故郷にUターンしてきた増井、滝田真弓(たきたまゆみ)さん(41)。同じく地域おこし協力隊の夫太一(たいち)さん(39)と仲良く売り場に立っている。

 同園の完熟イチゴは、生で販売しきれない物の多くにグラニュー糖を加え、冷凍で販売している。昨年11月に同園に配属された真弓さんが、その一部を夏向きの飲料にしてはと提案。ミルク風味のスムージーとヨーグルト風味のラッシーの2種を開発し、7月17日から同道の駅で1杯400円で販売を始めた。販売は土日祝日のみだが、7月の5日間だけで2種合わせ1日50杯以上、計229杯を販売する人気となった。

 どちらも完熟イチゴが1杯に6~8個使ってあり、混じり気なしのイチゴ本来の風味を楽しめる。今月27日までの期間限定で、同道の駅内のバウム工房ゆずの木で販売している。

 真弓さんは町出身で、東京などで情報サービス会社に勤務していたが、着物好きの集まりで太一さんと意気投合し昨年結婚。東京で生まれ育った太一さんと共に、地域おこし協力隊として実家に戻った。太一さんは同道の駅関連の「手づくり工房」に勤務する。

 真弓さんは「美土里農園のイチゴは本当においしいので、スムージーでそれを伝えたい」。太一さんは「お客さんにおいしかったと言われるとうれしい」と、それぞれやりがいと手応えを感じながら、朗らかに接客している。

美土里農園のスムージーとラッシーのポップ

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