県警で”カラ出張”か 元警察官が告発 広島

県警の元警察官が実際には行っていない出張を申請し、不正に旅費などを受け取った疑いがあることがわかりました。

代理人の弁護士によりますと、福山市内の警察署の警備課で勤務していた元警察官の男性は、2019年5月からの10カ月で実際には行っていない出張を少なくとも6回申請し、日当や旅費、時間外手当を受け取ったということです。

男性は当時の上司からの指示で書類を偽造したということですが、組織的な関与があるとして県警の監察官室に自ら申告したうえで去年3月に退職しました。

県警・監察官室は「出張にかかる不正な経費の請求があったのではないかという情報を得て、現在調査・捜査中である」としています。

© 広島ホームテレビ