広島、不祥事のクラブスタッフに契約解除処分 社長ら社内責任者も報酬一部自主返納

[写真:©︎J.LEAGUE]

サンフレッチェ広島は7日、不祥事を起こしたクラブスタッフの処分決定を報告した。

広島では7月31日、普及部所属コーチが広島県青少年健全育成条例違反で広島県警に逮捕。当人は事件当時、午前は中学校の非常勤講師、午後は同クラブのコーチを兼務し、広島の普及部所属コーチになったのは今年4月1日からだった。

クラブは2日に処分保留のまま釈放されたという当人と面談。事実確認をした上で、プロサッカークラブのスタッフとして、この不祥事が社会に与えた影響の大きさに鑑み、7日付けで契約解除処分となった。

また、社内責任者として、代表取締役社長の仙田信吾氏と取締役事業本部長の片岸浩一氏はそれぞれ「取締役報酬月額10%の自主返納1カ月」。普及部部長の塩崎浩作氏も「基本報酬月額の5%の違約金徴収1カ月」の処分を受ける。

そして、クラブは被害者とその家族に謝罪。ファンやサポーターにも詫び、再発防止に力を入れると記した。

「被害に遭われたご本人様、並びにご家族の皆様に多大なご迷惑とご心痛をおかけいたしましたこと、改めて深くお詫び申し上げます」

「併せて、日頃からサンフレッチェ広島にご声援を頂いているファン、サポーターの皆様、ご支援いただいている株主、スポンサー、地元自治体の皆様をはじめとする多くの関係者の皆様に、多大なご迷惑とご心配をおかけし、お騒がせいたしましたこと、誠に申し訳ございませんでした」

「当社といたしましては、二度とこのような事案を起こさないよう、従業員に対する監督・指導を徹底してまいります」

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