山が笠(かさ)をかぶっているように、丸い雲が頂上付近を覆う「笠雲」が7日朝、茨城県の筑波山で見られた。
撮影した同県桜川市、鈴木謙一さん(59)によると、午前5時半に笠雲がかかっているのを見つけ、約1時間後には形が崩れた。毎朝筑波山を見るといい、「年に数回見られるが、今年はなかったので珍しいと思い撮った。笠雲の後は大体雲が多い天気になる」と話した。
水戸地方気象台などによると、笠雲は、地上付近の湿った空気が山にぶつかり、持ち上げられてつくられる。同日は県内に南から湿った空気が流れ込み、所々で雨が降ったという。