筑波山頂上覆う笠雲 茨城・桜川の男性撮影

筑波山にかかる笠雲=桜川市内、7日午前5時42分撮影(鈴木謙一さん提供)

山が笠(かさ)をかぶっているように、丸い雲が頂上付近を覆う「笠雲」が7日朝、茨城県の筑波山で見られた。

撮影した同県桜川市、鈴木謙一さん(59)によると、午前5時半に笠雲がかかっているのを見つけ、約1時間後には形が崩れた。毎朝筑波山を見るといい、「年に数回見られるが、今年はなかったので珍しいと思い撮った。笠雲の後は大体雲が多い天気になる」と話した。

水戸地方気象台などによると、笠雲は、地上付近の湿った空気が山にぶつかり、持ち上げられてつくられる。同日は県内に南から湿った空気が流れ込み、所々で雨が降ったという。

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