10月から本県最低賃金954円に 02年度以降最大の上げ幅41円 地方審が答申

 栃木地方最低賃金審議会(会長・杉田明子(すぎたあきこ)弁護士)は7日、2023年度の本県の最低賃金を1時間当たり41円(4.49%)引き上げ、954円に改定するよう、栃木労働局の奥村英輝(おくむらひでき)局長に答申した。

 中央最低賃金審議会が7月に示した目安の40円を1円上回った。賃金の表示単位期間が現行方式となった02年度以降、最大の引き上げ幅で、4%台は初めて。時給も最高を更新した。10月1日から適用される予定。

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