両丹茶品評会の褒賞授与式が5日、京都府綾部市西町のI・Tビルで開かれた。香りや味、色合いに優れた良質な茶を生産した21の団体や個人が表彰された。
福知山、舞鶴、綾部の各市と府、JAなどでつくる両丹お茶まつり実行委員会が主催。3市の生産者が玉露、機械摘み玉露、てん茶の3部門に計58点を出品し、6月の品評会で府茶業研究所の職員ら8人が審査した。
式では、審査長を務めた神田真帆・茶業研究所長が「両丹地域の高い技術をいかんなく発揮された秀品がそろっていた」と講評。受賞者を代表し、綾部緑茶生産組合の福井ヒデ子さん(80)=綾部市=は「この上ない喜び。異常気象が毎年のように起き、栽培が難しくなっている。地域の生産農家と一緒になり両丹茶の名声をさらに高められるよう力を尽くしていく」と謝辞を述べた。