バイエルン、ケインのために高級住宅街の邸宅を用意か

写真:今夏のバイエルン移籍は実現するのか ©Getty Images

トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインの獲得を目指しているバイエルンが、ケインがミュンヘンで住むための邸宅を用意したという。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

同メディアによると、バイエルンはミュンヘン郊外のグリューンヴァルトという街にケインのための邸宅を確保したようだ。グリューンヴァルトはミュンヘン市内中心部から南へ10キロあまり離れた場所に位置する街で、高級な別荘や邸宅が立ち並ぶ閑静なエリア。バイエルン州の富裕層や有名人の間で最も人気のある場所の一つだという。

バイエルンの関係者では、カール・ハインツ・ルンメニゲ元CEO(最高経営責任者)やドイツ代表MFレロイ・サネらが住んでいることで知られており、ケインが移籍した場合は彼らが隣人になるという。

また、クラブ内ではケインがどの背番号をつけるのかについて話し合いが行われているほか、ロッカールームにケインのためのスペースも確保してあるという。

バイエルンはトッテナムに対して何度もオファーを送っているが、トッテナム側はクラブとの契約が1年しか残っていないにもかかわらず、1億2000万ポンド(約217億5770万円)を要求。一方のバイエルンは8700万ポンド(約157億7430万円)を前払いし、800万ポンド(約14億5050万円)を追加で支払うという提案をしており、両者の要求額には大きな隔たりがある。

当初、バイエルン側は返答期限を2週間と設定してトッテナム側に通達していたが、トーマス・トゥヘル監督が「チャンピオンズリーグ優勝の望みはケインのような才能豊かなゴールスコアラーをチームに加えられるかどうかにかかっている」という意向をクラブ側に伝えたため、現在はこの期限を撤廃し、移籍市場が閉まる瞬間までケインの獲得に向けた交渉を続ける準備を進めているという。

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