【インド】ヤマト、3カ所で初の物流拠点を開設[運輸]

ヤマトロジスティクスインドが開設した物流拠点=インド北部ハリヤナ州マネサール近郊(同社提供)

ヤマトホールディングスは7日、インド法人のヤマトロジスティクスインドが、同国の3カ所で物流拠点を設置したと発表した。インド国内に自社の物流拠点を設置するのは、ヤマトグループで初めて。自社で物流拠点を持つことで顧客の幅を広げ、サービスの利便性を高める。

北部ハリヤナ州マネサール近郊、南部カルナタカ州ベンガルール(バンガロール)、西部グジャラート州アーメダバードに法人向けの物流拠点を設置した。マネサールの拠点は7月25日に稼働。残りの2カ所は8月中に本格稼働する見通し。延べ床面積は、マネサール近郊が1万1,500平方メートル、ベンガルールが7,000平方メートル、アーメダバードが5,700平方メートル。投資額は非公表。

ヤマトロジスティクスインドはこれまでインドで、顧客の拠点内で物流サービスを提供する「インハウスロジスティクスサービス」を手がけてきた。顧客は自動車メーカーが中心。自社物流拠点を持つことで、より幅広い顧客にサービス提供が可能になる。3拠点はともに工業地帯に近く、物流における立地の利便性も高い。

国内外のサプライヤーから生産工場への製品・部品のジャストインタイム納品や、国内外への部品輸送などのサービスを提供し、顧客のサプライチェーン(供給網)全体の最適化を支援する。今後もインドで法人向けサービスを強化していく方針だ。

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