【東京・駒場】ごはんにワンバンして食べるべし!タレが万能すぎる老舗の生姜焼き

創業100年を超える、老舗中の老舗

渋谷から井の頭線に乗って2駅。

駒場東大前駅の東口を降りると、数分前の渋谷駅の喧噪が嘘のような、穏やかな商店街のある町へとたどり着きます。線路の向こうには駒場東大キャンパスの緑が広がり、梅雨の合間ながらセミの声が聞こえてくるのどかさ。

向かうは商店街の中にある『菱田屋』。外観は新しくきれいですが、お店自体は明治時代の後期に創業し、長い歴史の中で東大の学生を初めとする多くの人々の胃袋をつかんできたであろう、老舗中の老舗の定食屋です。

メディアからの取材も多く、現在5代目となる店主はレシピ本も出しているんだとか。

もしかしてもう食べたことある?日本一有名なボリューム満点の生姜焼き定食

そんな『菱田屋』の看板メニューがこれ。

「豚の生姜焼き定食(1,490円 )」

多くのメディアに紹介されてご存じの方も多いかも知れません。

とにかくボリューム満点。そして美しい。

つややかなタレをまとった生姜焼きが、湯気をたてて目の前に現れると、思わず「わぁ〜」と感嘆の声が漏れます。

お肉は少し厚めのロース肉。脂身もバランス良くついていて、噛むほどに旨味が広がるタイプのお肉です。

そこに合わせるのはニンニクの効いたパンチのあるタレ。力強さの感じられる味わいです。甘さの少ないタレだから、少しサクサクと歯ごたえを残したタマネギがほんの少し甘さを補う印象。

パンチのあるタレが万能過ぎるよ!

生姜焼きはタレが多めなので、同じお皿にのったキャベツもドレッシングいらず。お肉の下に残るタレで十分美味しくいただけます。付け合わせになっているのがマヨネーズで和えたスパゲティーのサラダ。どことなく懐かしい味で、マヨネーズが生姜焼きのタレとの相性も抜群です。

生姜焼きもごはんに「ワンバン(ワンバウンド)」したくなるメニューの代表格ですが、山盛りの生姜焼きに合わせるかのように、ごはんも深さのある小丼に盛られてたっぷりとあります。何度も弾ませて、タレのついたごはんを堪能するのに嬉しい量です。

今の時代美味しい糠漬けってすごく贅沢よね。

忘れてはいけないのがお新香。生姜焼きに一色に塗り替えられたお口の中をリセットするのに必要な頼もしい相棒。

こちらは自家製の糠漬けでしょうか。発酵の酸味が爽やかなきゅうりに、甘さを引き出した大根と塩気のあるキャベツ。こういった手の込んだ美味しいお新香がいただけるのは、本当に贅沢なことです。

そうこうしているうちに生姜焼きもごはんも食べ終わってしまいました。

お腹はいっぱいですが、口の中は不思議と塩分も脂も重たく残らないのです。また食べたくなる気持ちにさせてくれるのも『菱田屋』の生姜焼きの魅力です。

菱田屋(ひしだや)

〒153-0041 東京都目黒区駒場1丁目27−12

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*この記事は2023年7月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:スダカエー

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