映画「翔んで埼玉」続編に、杏と片岡愛之助の参戦が決定

二階堂ふみ、GACKTを主演に実写化し、興行収入37億円超を記録した映画『翔んで埼玉』。その続編となる『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)の新キャストとして、女優・杏と歌舞伎俳優・片岡愛之助の参戦が発表された。

桔梗魁役の杏(左)と嘉祥寺晃役の片岡愛之助 ©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

埼玉県を徹底的にディスる一方(劇中では千葉県にも飛び火)、埼玉県人の深い郷土愛を日本中に知らしめるだけでなく、『第43回 日本アカデミー賞』では最優秀監督賞、最優秀脚本賞を含む12部門を受賞する快挙を達成。全国に「埼玉ブーム」を巻き起こした同映画。

続編では、埼玉の心をふたたびひとつにするため、埼玉解放戦線は次なる野望へと突き進む。関東だけでなく、関西を巻き込んだ天下分け目の東西ディスり合戦が予定されており、その中心人物として、関西の通行手形撤廃を目指す滋賀の貴公子・桔梗 魁(ききょう・かい)役に杏、関西を牛耳る冷酷無慈悲な大阪府知事・嘉祥寺晃役に片岡愛之助のキャスティングが明らかになった。

紫色の髪に気品あふれる出で立ちで「滋賀のオスカル」と呼ばれる桔梗役の杏は、「大ヒット作品続編への出演、しかも武内監督と再びご一緒できてとてもうれしいです。私は東京出身ではありますが、心は琵琶湖にささげるつもりで演じました。滋賀県の皆様、寛大な心で是非、よろしくお願いします! 演じた桔梗魁は初めての男性役。耽美な雰囲気や麗との怪しげな距離感などは演じていてとても楽しかったです」とコメント。

また、「産地偽装やな。甲子園に放り込んどけ!」と怒号を飛ばす嘉祥寺役の片岡は、「生粋の大阪人なので、大阪府知事の役をいただいて大変恐縮でございます。台本を読んだときは嘉祥寺の不遜な発言にドキドキしていたんですが、いざ衣裳に袖を通し、テストをしてみるとなかなかに・・・(中略)役者人生のなかで3本の指に入る名作になったと思います。迷作ではなく、名作です」と、完璧にハマったようだ。

これに合わせて、麗、百美、桔梗、嘉祥寺の4人の新ビジュアルとキャラクター映像も解禁。さらに今後5週にわたって新キャストが解禁されるという。原作は『パタリロ!』『妖怪始末人トラウマ!!』の漫画家・魔夜峰央。メガホンをとるのは、『のだめカンタービレ』シリーズ、『テルマエ・ロマエ』シリーズを手がけた武内英樹監督。

映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』

2023年11月23日(祝・木)公開
監督:武内英樹
出演:GACKT、二階堂ふみ、杏、片岡愛之助、ほか
配給:東映

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