週間MVPはノーヒッター達成のバルデスと打撃絶好調のフリーマン

日本時間8月8日、MLB機構は2023年シーズン19週目の週間MVPを発表し、アメリカン・リーグはフランバー・バルデス(アストロズ)、ナショナル・リーグはフレディ・フリーマン(ドジャース)が選出された。バルデスはキャリア初受賞で、アストロズからの選出はチャス・マコーミックに続いて今季2人目。アストロズの投手が受賞するのは2019年のゲリット・コール以来である。一方、フリーマンはキャリア9度目の受賞で、ドジャースからの選出はマックス・マンシーに続いて今季2人目となった。

現在29歳のバルデスは日本時間8月2日のガーディアンズ戦で球団史上16度目(個人では12度目)となるノーヒッターを達成。9イニングを投げて被安打0、奪三振7、与四球1の「準完全試合」で、アストロズの投手が個人でノーヒッターを達成するのは2019年のジャスティン・バーランダー以来だった。わずか93球(うちストライク65球)でのノーヒッター達成となったが、これはピッチ・トラッキングが開始された1988年以降のノーヒッターでは3番目に少ない球数。今季のノーヒッターはヤンキースのドミンゴ・ヘルマン(完全試合)、タイガース(継投)に続いて3度目であり、アストロズは2019年以降の5シーズンでノーヒッターを5度達成(ポストシーズンを含む)しているが、これは5年スパンでのMLB新記録となった。

一方、現在33歳のフリーマンは6試合に出場して26打数13安打、打率.500、2本塁打、7打点、3盗塁、出塁率.536、長打率.923、OPS1.459の好成績をマーク。13安打と5二塁打はリーグ1位、7長打と24塁打は1位タイ、打率は2位、出塁率、長打率、OPSはいずれも3位、8得点と3盗塁は4位タイにランクインした。特にアスレチックスとの3連戦では見事な活躍を見せ、4安打→3安打→3安打で3戦合計10安打の大暴れ。直近35試合で出塁できなかったのは1試合だけであり、同期間は打率.380、9本塁打、33打点、6盗塁、OPS1.144と素晴らしい数字を残している。

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