ヤオコー深谷上野台店がリニューアル 商品数が大幅増 ブランド牛売り場、寿司店「漁火」の新商品も投入

リニューアルオープンしたヤオコー深谷上野台店。深谷市産「尾熊牛」の精肉コーナーを設けるなど地元産の生鮮食品を豊富に取りそろえている=4日午前、深谷市

 食品スーパーのヤオコー(埼玉県川越市)は4日、埼玉県深谷市に深谷上野台店をリニューアルオープンした。旧店舗の老朽化や県北部や群馬県南部地域でのドミナント戦略強化の一環で、深谷ブランド牛の「尾熊牛」の売り場を設けるなど地場産食材の取り扱いを強化した。

 ターゲットとして想定する周辺の子育て世帯やシニア層に加え、半径3キロ圏内の単身者や2人世帯の支持獲得につながる商品政策を進め、改装後の初年度売り上げは21億円を目指す。

 店舗はJR深谷駅の南側約800メートルに位置する。改装で売場面積の拡大に加え、出入口の位置を大幅に変更。売場面積は約1400平方メートルから約1800平方メートルに拡大した。駐車場は188台分を確保した。駐車場のアクセスや県道62号線からの右折渋滞を緩和することで、中核店としてシェア拡大につなげる。

 商品数は旧店舗から大幅に増え約1万4千点。生鮮品は地元産にこだわり、「尾熊牛」や地元農家の取れたて野菜や果物など価格帯を含めて充実した。また、地域の食文化と親和性の高い生うどんや煮ぼうとうなど麺類の品ぞろえも豊富。若年層向けにピザやパスタ、調味料などのイタリア商材にも力を入れた。寿司店「漁火」の個食盛りのおつまみや海鮮茶わん蒸しなども新商品として投入した。

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