昨季王者アストロズがホワイトハウス訪問 バイデン大統領も笑顔

日本時間8月8日、昨季のワールドシリーズを制したアストロズがホワイトハウスを訪問した。第46代大統領のジョー・バイデンは背番号46の特別ユニフォームを贈呈され、昨季のアストロズの戦いを称賛。ワールドシリーズの対戦相手がフィリーズだったことを踏まえ、「もう私はフィラデルフィアでは歓迎されないね」とジョークを飛ばした。また、81歳のバイデン大統領は、悲願のワールドシリーズ初制覇を果たした74歳のダスティ・ベイカー監督に「簡単なことじゃなかったと思う。世間は全盛期を過ぎたあなたを見捨てたのだから」とメッセージを送った。

監督として25年目のシーズンで初めてワールドシリーズを制したベイカー監督。74歳での初体験は笑顔に満ちたものとなった。アストロズからはジム・クレイン・オーナーとベイカー監督を筆頭に、選手、コーチ、球団スタッフなど総勢100人以上が参加。先日のトレードで復帰したばかりのジャスティン・バーランダーも姿を見せ、バーランダーやアレックス・ブレグマンにとってはワールドシリーズ初制覇のとき以来、5年ぶりのホワイトハウス訪問となった。

クレイン・オーナーはMLB公式サイトの取材に対して「特別な日だよ」とコメント。「今回はより多くのスタッフを連れていくことにしたんだ。球場で一生懸命働き、あまり注目されない人たちにもこのような景色を見てほしかった。勝つのは特別なことだし、難しい。みんなでこの瞬間を味わいたいと思ったんだ」と多くのスタッフをホワイトハウスへ連れていった意図を説明した。

ブレグマンは「来年も戻ってきたいね。ここには信じられないような歴史がある。子供のころに夢見た場所だし、ここに来るのは特別なことだ」とコメント。リーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズで連続MVPに輝いたジェレミー・ペーニャは「ホワイトハウスは映画のなかでしか見ることができない場所。とてもエキサイティングだったよ。大統領に会えるなんてそうあることがじゃないし、最高だった」と大はしゃぎだった。

ベイカー監督は「ワールドシリーズ制覇を繰り返すのは難しいけれど、我々は繰り返すつもりだよ」と語った。昨季まで6年連続で少なくともリーグ優勝決定シリーズまで駒を進め、今季もプレーオフ圏内に入っているアストロズ。来年再び、ホワイトハウスに足を運ぶことはできるだろうか。

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