広島県警カラ出張疑惑 県警が捜査

広島県警の元警察官が、実態のない出張で旅費などを不正に受給していた疑惑について、県警が捜査を進めています。

元警察官の男性の代理人弁護士によると、男性は福山市内の警察署に勤務していた2019年から翌年にかけ、上長の指示で実態のない出張を申請。「旅費」や「残業代」を複数回に渡り不正に受け取りました。男性は組織的な不正だったと県警に申告し、去年3月、退職しました。

県警監察官室は、「出張にかかる不正な経費の請求があったのではないかという情報を得て、現在調査・捜査中である」としています。一方、男性は代理人を通じ、

「内部通報をしてから相当時間が過ぎた。今後、私の内部通報が適切に扱われ、職場環境の改善につなげてもらいたい。」とコメントしています。

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