G大阪、鳥栖のパリ五輪世代SB中野伸哉をレンタル 「覚悟を持ってプレーします!」

ガンバ大阪は8日、サガン鳥栖からDF中野伸哉(19)の期限付き移籍加入を発表した。加入期間は2024年1月31日まで。背番号「33」をつける。

中野は鳥栖のアカデミー育ちで、ユース時代の2020年に16歳でJ1デビューの逸材左サイドバック。世代別の日本代表にも定期的に呼ばれ、パリ・オリンピック出場も期待される。

そんな中野はすでにJ1通算71試合の出場数を誇るが、今季はというと、出番が限られ、全体でも9試合のみ。鳥栖からすれば、生え抜きの有望株だが、今夏の移籍を決断した。

G大阪では半田陸が負傷離脱中。左サイドバックは黒川圭介がいるが、中野は右サイドバックもこなせるとあって、半田の穴埋めも期待されての加入になるものとみられる。

中野は両クラブを通じてコメント。G大阪では意気込みを語り、鳥栖では長文にて移籍の経緯とともに、新天地での活躍を誓った。

◆ガンバ大阪

「このたび、サガン鳥栖から期限付き移籍で加入する中野伸哉です。ガンバ大阪という素晴らしいクラブに来ることができて大変嬉しく思います! ガンバ大阪のために覚悟を持ってプレーします! チームに早く馴染み試合に出場しチームの勝利に貢献できるように頑張りますので応援よろしくお願いします!」

◆サガン鳥栖

「この度、ガンバ大阪に期限付き移籍することになりました。ジュニアユースから7年半お世話になったサガン鳥栖を離れるのはとても寂しいですが、プロサッカー選手としてより活躍するためにこの決断をしました」

「サガン鳥栖から海外に行くと自分の中で決めていたのですが、今シーズン試合になかなか絡めず思うように結果を残すことができなくて悔しい思いでした」

「なので、ここで一度環境を変え努力し、ひたむきに頑張ってきます。海外に行くという目標は変わらずあるのでブレることなくサッカーに取り組みます。サガン鳥栖では素晴らしい選手、監督、スタッフから本当に多くのことを経験させてもらい、その中での学びもたくさんありました」

「小さい頃からサガン鳥栖で活躍することだけを考え、日々努力してきてプロに昇格できた時はとても嬉しかったですし、プロ初出場の時も初ゴールの時もスタジアムでファン・サポーターの皆さんと一緒に喜び、闘えたことは僕にとってとても大きな財産です」

「ここまで成長できたのもサガン鳥栖があってこそだと心の底から思います。僕に関わってくださった家族、友達、ファン・サポーター、スポンサー様、監督、スタッフに感謝し、これからも活躍できるように謙虚に頑張っていきます。行ってきます!」

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