エンゼルス最終回に逆転許して7連敗 大谷は4打数2安打1盗塁

【ジャイアンツ8-3エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは1点リードの8回表に中堅ミッキー・モニアックのホームランキャッチが飛び出すなど、ようやく連敗が止まりそうな流れになっていたが、クローザーのカルロス・エステベスがまたしてもセーブ失敗。9回表に6点を奪われて逆転負けを喫し、泥沼の7連敗で借金2となった。8回裏を三者凡退に抑えて逆転への流れを作ったジャイアンツ4番手のテイラー・ロジャースが6勝目(4敗)をマーク。開幕から23連続セーブ成功のあと、2連続失敗となったエステベスには3敗目(5勝)が記録された。

ジャイアンツがローガン・ウェブ、エンゼルスがパトリック・サンドバルの先発で始まった一戦は、4回表にパトリック・ベイリーのタイムリーでジャイアンツが先制。エンゼルスは6回裏に大谷翔平が好走塁の二塁打でチャンスを作り、二死後にC・J・クロンのタイムリーで同点、さらにモニアックのヒットに相手のエラーが重なり、2対1と逆転に成功した。直後の7回表にJ・D・デービスの15号ソロで追いつかれたが、7回裏に相手のミスで一死3塁のチャンスを迎え、レンヒーフォのタイムリーで勝ち越しに成功。8回表にはモニアックのホームランキャッチが飛び出し、ようやく8月初勝利を挙げるかに思われた。

ところが、1点リードの9回表に登板したエステベスが大誤算。ヒットと四球で無死1・2塁のピンチを招くと、ベイリーの打球を左翼ランドール・グリチックが処理できず、逆転の2点タイムリー二塁打に。ここから一死2・3塁とピンチが広がり、マーク・マティアスにタイムリーを浴びてエステベスは降板となった。急遽マウンドに上がったアーロン・ループもジャイアンツ打線の勢いを止められず、タイロ・エストラーダとブレイク・セイボルにタイムリーを許して追加点を献上。現在のチーム状況を象徴するかのような逆転負けとなった。

大谷は「2番・DH」でスタメン出場し、初回の第1打席でセンターへのヒットを放って今季15個目の盗塁に成功。チーム114試合目での40本塁打&15盗塁達成は史上最速記録となった。3回裏の第2打席はファーストゴロに倒れたが、6回裏の第3打席は好走塁でセンターへの二塁打。チームの一時逆転を呼び込む貴重な一打となった。7回裏の第4打席はライトフライに倒れ、4打数2安打1盗塁。前日から2試合連続安打で、今季の打撃成績は打率.308、出塁率.409、OPS1.082となっている。

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