東海道新幹線の車内ワゴン販売が10月末で終了 グリーン車でスマートフォンから飲食物を注文できるサービスを開始へ 

JR東海は東海道新幹線の車内ワゴン販売を終了し、新たにグリーン車を対象にスマートフォンを使ったサービスを始めると発表しました。

東海道新幹線では駅周辺にある店舗の品揃えが充実し、車内に飲食物を持ち込む利用客が増えたことなどで、車内販売の売上が2008年度からの10年間で45%減少しています。

こうした状況を踏まえ、JR東海は2023年10月末でワゴンを使った車内販売を取りやめると発表しました。

11月からはグリーン車のみを対象に(※こだま号除く)、座席のQRコードをスマートフォンで読み取ることで飲み物や食べ物を注文できるサービスを始めるということです。

メニューも、これまで50~60点を販売していましたが、人気の高い品目15点程度に減らす予定で、車内販売のない普通車の利用客に対しては、ホーム上の自動販売機を増やすことなどで対応していくということです。

このほか、QRコードを使ったサービスでは、乗換駅の確認や車内の温度など、気になることがあった際に乗務員を呼び出すこともできるということです。

JR東海は、このサービスでさらに快適な車内空間の提供を目指すとしています。

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